様々な情報をまとめてみましたブログ:17/12/20

45-01

母親はウエストが出ている…
しかし、姿勢は良い。

その母がバイクに乗るところを見て
子供のころ同級生が、
「おまえのかあちゃん直角にスクーターに乗ってる!」と
揶揄してくれたものだ。

そのスクーターの前後に
いつもたくさんのスーパーのビニール袋を乗せて
お母さんは仕事から家に帰ってきていた。

ブロローォン!!と
スクーターの音がしたら、
いもうとと二人で玄関に走り出て待っていた。

「お帰りなさい!なんかいいものある?」
と、そのビニール袋をガサガサと開けて
「いいもの探し」
をするのがおいら達の楽しみだった。

三連のヨーグルトやりんごなんかが出てくると、
とても嬉しかった。

「ご飯の前には食べちゃダメよ」
そう言いながらも
喜ぶおれ達を見るママは笑顔だった。

ある日いつもの時間にママが帰ってこない、
夕日がとても綺麗な日だった。

携帯電話など無い時代
沈んでいく夕日とともに
わたくし達の心も騒ぎ出した…

「お母さん、スクーターで転んじゃったんだろうか?」
「もしかして帰ってこなかったらどうしよう」

二人でべそをかき始めた頃…
母はいつもよりたくさんの袋をバイクに乗せて帰ってきた。
ぼく達のために
「いいもの」を探していて遅くなったのだろう。

母親の腹に抱きついて
「どうしてこんなに遅いのよ、いなくなっちゃうのかと思った!」
そう言ってワンワン泣いた。

あの時いつもの時間に帰ってこないことをきっかけに
いつか母が死んでしまっていなくなってしまうと
子ども心にそのことに気づいてしまった。
だから怖くて仕方なくなった。

でも、お母さんの柔らかな腹の感触と体温が
その日が来るのはずっとずっと先のことだと
安心させてくれた。

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